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ゆる食~選食世代(29~45歳)子育てファミリー ~共働きの家計の実態、住宅購入の意識~

2018.3.16

昨今、増え続ける共働きですが、妻の働き方はさまざまです。都市生活研究所では、妻の働き方によって、家計意識や家事分担は異なると考えられることから、共働きタイプを以下のように定義し調査を行いました。今回は、その中からフル共働きの家計の実態や住宅購入に対する意識をご紹介します。

妻の働き方の違いによる共働きタイプの定義

①フル共働き(フル共働きママ・フル共働きパパ) → 妻が会社員・正規職員
②準共働き(準共働きママ・準共働きパパ) → 妻が非正規かつ週30時間以上就労
③補助働き(補助働きママ・補助働きパパ) → 妻が非正規かつ週30時間未満就労
④片働き(専業ママ・片働きパパ) → 妻が専業主婦・無職

*妻の就労時間が週30時間以上と30時間未満で、時間意識・実態に差が見られたことから、妻が週30時間以上就労」を「共働き」と定義。

※記載年齢は2017年末時点

1収入・預貯金について

今回、調査したゆる食~選食世代(29~45歳)の世帯年収は、フル共働きが高く平均1178万円、他タイプの約1.5倍となりました(図1)。また、妻の収入に関しては、フル共働きが平均年収423万円と他のタイプと比べ高く、家計における妻の貢献は大きいことがわかりました(図2)。

図1 世帯年収
図1 世帯年収
図2 妻の年収
図1 妻の年収

2住宅所有状況・購入金額・購入意識

また、住居形態を聞いてい見ると、戸建て住宅もしくは集合住宅を既に購入されている方が6~7割でした(図3)。
住宅購入金額は、フル共働きが平均4331万円、頭金は平均1026万円と、いずれの層より高くなりました(図4)。
住宅価格は、高いにもかかわらず、住宅を買うことに迷いがないこともデータから読み取れます(図5)。
図3 住居形態
図3 住居形態
図4 住宅購入価格・頭金(持ち家の人)
図4 住宅購入価格・頭金(持ち家の人)
図5 住宅を買うことには
さほど迷いやためらいはなかった(購入経験者)
住宅を買うことにはさほど迷いやためらいはなかった(購入経験者)

3住宅への考え方 住宅は投資か?

住宅に関する考え方についてみてみると、住宅も投資のひとつと考えている人が、フル共働きのママが一番高く、次いで片働きパパとなっています(図6)。
現在の住宅を終の棲家として満足しているわけではなさそうです。安定した収入や経済面での自立がこのようなポジティブな思考につながっていると思われます。
特に、経済面で安定したフル共働きファミリーは「将来的には住み替えや買い替えたい」などのニーズあるのではないでしょうか。
図6 自分が住む住宅も投資のひとつと考えている
図6 自分が住む住宅も投資のひとつと考えている
  • 調査概要 ゆる食~選食世代 子育てファミリー「共働きの家計に関する調査」
  • * 調査対象:一都三県在住 29~45歳(ゆる食世代~選食世代)男女 1248名
  • * 対象者条件:
    • ・既婚(配偶者と同居)高校生以下の子あり
    • ・核家族(配偶者と子以外の同居者がいない)
    • ・男性と女性の配偶者(夫)は被雇用者(週30時間以上)
    • ・男女とも自営・フリーランスは除く
  • * 調査時期:2017年1月~2月
  • * 調査方法:インターネット調査