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都市生活レポートのご紹介 「入浴×美容」のすすめ

2018.4.20

東京ガスは、幼い時期から高齢期までライフステージに合わせた効果的な入浴方法やお風呂の楽しみ方について、「浴育のすすめTM※1として提案しています。今回は東京ガスが考える「入浴×美容」をご提案します。

※1 「浴育のすすめ」は東京ガスの登録商標です。(登録第5307196号等)

1女性の約6割が「洗面室」でスキンケアを行っている

都市生活研究所が2017年7月に実施した「美容に関する意識・実態調査」によると、およそ6割の女性が洗面室でスキンケアを行っていることが分かりました(図1)。洗面室は、脱衣や洗面、洗濯を行う場所のみならず、女性にとって美容行為の場所でもあります。
入浴による肌への効果を引き出す秘密は、入浴直後の過ごし方にあると私たちは考えています。そこで、浴室の隣室空間である洗面室における美容行為に着目し、アンケート調査から得られた、美容行為の場所としての「洗面室」ニーズをご紹介します。
図1.スキンケアを行っている場所を教えてください(複数回答)
図1.スキンケアを行っている場所を教えてください(複数回答)

2洗面室の不満のトップ3は「家族と重なる」「収納」「温度・湿度環境」

図2はスキンケアの視点での洗面室や洗面台への不満の上位項目です。1位が「利用時間が家族と重なる」次に「収納スペースが足りない」「自分専用のものが置きづらい」など収納面。その次に「快適な温度・湿度環境ではない」という結果になりました。洗面室は日常的にスキンケアを行う空間として、満足していない人もいるようです。
図2.スキンケアの視点での洗面室や洗面台への不満(上位5項目)
図2.スキンケアの視点での洗面室や洗面台への不満(上位5項目)

3入浴後の肌水分を保つためには適切な温湿度環境が大切

入浴直後、肌水分量は一時的に大きく増加します。この“しっとり感”を保つには、入浴後に素早くケアをすることが大切である※2と言われています。洗面室が快適な環境(室温25℃、湿度50%RH)であれば、その後しばらくの間、肌水分量は入浴前より高く維持されます(図3)。洗面室が暖かいと室内空気が含みうる水分量も多いため、冬季は洗面室を暖かくしてスキンケアを行うことが肌の潤いに効果的だと考えられます。

※2 阿岸佑幸「入浴の事典」

図3.入浴後の肌水分量の変化(頬)
図3.入浴後の肌水分量の変化(頬)

4「入浴×美容」で心と肌を整える豊かな暮らしを

毎日、何気なく使っている洗面室。そこでスキンケアを行うには、色々と課題があり、改善の余地がありそうです。「入浴×美容」は入浴後までトータルで、心と肌を良い状態に整えることです。入浴後にまず過ごす場所として、洗面室の果たす役割は大きいと考えます。例えば、自宅の洗面室を、“家族に気兼ねせず程よい距離感を保ちながらゆったりとスキンケアができる場所にする”、“子供と同じ空間に居ながらスキンケアをじっくりできる場所にする”・・・。
都市生活研究所では、生理人類学※3の視点も取り入れながら、スキンケアに適した理想の空間を作り上げていきたいと考えています。また、今後も「入浴×美容」というテーマで生活をより快適で豊かにする、さまざまな価値提案を行っていきます。

※3 生理人類学とは、「人間のありたい姿の根本に立ち返って、現状を把握、課題を解決する手法」です。スキンケア行為を分析し、複合的な視点(脳・運動器・自律神経)で、洗面室に求められることを整理します。