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都市生活レポートのご紹介 共働きの家計調査

2018.7.20

東京ガス都市生活研究所では、近年増え続けている共働き世帯に着目し、高校生以下の子供のいる30~40代共働き男女を対象に、家計に関する調査を実施しました。今回はその中から、「今後お金をかけたいこと、かけたくないこと」についての結果を紹介します。

1共働き子育て層が最もお金をかけたいのは「子供の教育費」

「今後お金をかけたいこと」を聞いたところ、30代、40代共に1位が「子供の教育費」、次に「家族旅行・レジャー」という結果でした(図1)。30代の方が40代よりも高くなっていますがその理由は、子供が小さいうちから教育にお金をかけたいからかもしれません。また、家族旅行やレジャーも子供が大きくなると家族一緒より友達と一緒に行動することが多くなることを予測して、子供が小さい今のうちにお金をかけたいと考えているのかもしれません。
図1.今後、お金をかけたいこと(上位5項目)<複数回答>
図1.今後、お金をかけたいこと(上位5項目)<複数回答>

2かけるお金を減らしたいのは「通信費」や「光熱費」

次に「今後、かけるお金を減らしたいこと」を聞いたところ、30代、40代共に1位が「通信費」、次に「光熱費」という結果でした(図2)。通信費や光熱費などの固定費は毎月必ず出ていくお金のため、削減できれば効果が大きいと考えられます。また、各会社から様々な料金プランがでており、費用を削減できる可能性もあることから、今後見直してみようということで、上位に挙げられているのかもしれません。
図2.今後、かけるお金を減らしたいこと(上位5項目)<複数回答>
図2.今後、かけるお金を減らしたいこと(上位5項目)<複数回答>

3「むだを無くす」ことで節約を実施。しかし快適さが削られるような節約はしたくない。

では実際に、かけるお金を減らすために行っていることはあるのでしょうか。「現在、節約のために行っていること」を聞いたところ、「電気やガスをこまめに消す」「外食はなるべくしない」「食材はむだにせず使い切る」「お弁当を持参する」などは、4割以上の人が実施していました(図3)。エネルギーや食材のむだ使いに気を付けることで、お金のむだを無くしているようです。
図3.現在、節約のために行っていること(上位5項目)<複数回答>
図3.現在、節約のために行っていること(上位5項目)<複数回答>
一方で、「生活の快適さが削られるような節約はしたくない」と考える人が過半数に上ります(図4)。光熱費を例にとると、むだを無くすために、使っていない部屋の電気や必要のないガスはこまめに消すことは行う。しかし、節約のために冷房をつけることを我慢したり、冷房の温度を上げるといった不快な思いをしてまでは節約したくない、ということでしょう。
図4.生活の快適さが削られるような節約はしたくない
図4.生活の快適さが削られるような節約はしたくない

4共働き子育て層に響く提案とは

共働き子育て層は、電気やガス、食材などの「むだを無くす」ことで節約を実施。一方、「快適さを削られるような節約はしたくない」と考える人が過半数であることが分かりました。
「かけるお金を減らしたいこと」第2位の「光熱費」に着目すると、エネルギーの自由化により会社を自由に選択できるようになっている昨今、夫々の世帯の状況に合った会社や料金プランへの切り替えは、特別な出費の必要や快適性を犠牲にすることなく、比較的簡単にできることではないでしょうか。
また初期投資は必要ですが、住宅の断熱性や気密性を高めるリフォームや、高効率で省エネな住宅設備を取り入れることも光熱費削減に効果があります。共働き子育て層が求める「光熱費の削減」に対して、様々な場面で提案できることがありそうです。