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要点

10代後半から20代前半の若い頃にバブル景気を体験しており、消費意欲が高いと言われる現在の40代。社会や企業では中枢を担っているため責任が重く多忙で、家庭では家計を支える経済的プレッシャーも大きい世代です。ちょうど人生の折り返し点にあたる40代は、心身の休息の場となる住まいでどんな暮らしを実現したいと考えているのでしょうか。今回は、そんな40代に焦点を当て、住空間にどのようなニーズをもっているのかを、東京ガス都市生活研究所の調査データを交えご紹介します。

1既婚率8割、子あり2世代核家族が多くを占める40代。食費や教育費が高いのが特徴的

現在の40代のライフステージを見てみると、10人中およそ8人に配偶者がおり、世帯の構成では図1のように子どものいる核家族が6割を占めています。この世代の子どもの年齢は乳幼児から18歳以上まで幅広い年齢層に散らばっています。
収入面で見ると40代の世帯年収は50代に次いで高い傾向にありますが、図2の「一世帯あたり一ヶ月の支出」のグラフでわかるように「食費」や「教育費」「交通・通信費」が他の年代に比べて高い傾向にあります。中・高・大学と何かとお金のかかる年代の子どもをもつ親が多いことが反映しているとみられます。

[図1] 世帯主が40代の世帯の構成 [図2] 一世帯あたり一ヶ月の支出(全国)
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2一人の時間より家族と過ごす時間を大切にしたい人は約5割。
重視したい空間は「リビング」

次に住空間における40代のニーズを見てみましょう。図3は既婚男性に一人の時間より、家族と過ごす時間が好きかどうかを聞いたものです。40代では「あてはまる」または「ややあてはまる」と答えた人の割合が約5割ともっとも高くなっていました。40代は人生の折り返し点を迎えたことで、それまでの家族や友人との関係性を見直し、コミュニケーションの大切さに改めて気づくことのできる年代なのかもしれません。その表われなのでしょうか、40代が住まいで重視する場所としてあげたのが「居間・リビング」です。図4は「住まいのどの部分を実現させたいか」との問いに上位5位までをあげたものですが、2位以下は男女で異なる答えになりましたが、1位は男女ともに家族や友人との大切なコミュニケーションの場である「居間・リビング」を選びました。

[図3] 一人の時間より、家族と過ごす時間が好きである(既婚男性) [図4] 住まいのどの部分を実現させたいか(40代)
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3からだの衰えを感じる人は約8割に。日々の暮らしの中で健康や美容に気を配る

人間の体力のピークは20代前半と言われています。しかし40代ともなればかなり下降線をたどり、通勤途中の階段などで体力の衰えを思い知らされる方も多いかもしれません。忙しい40代、残業やアフターファイブの付き合いなどで不規則な毎日が続くとなおさらではないでしょうか。図5のデータでも、50代、60代よりも不規則な生活がきついと感じている40代が多いという結果が見てとれます。体力の低下と切っても切り離せないのが体型や体調の変化。お腹のまわりの脂肪や加齢臭、肌の状態など、身体のあちらこちらに気になる箇所が増えてくるのも40代です。
それは図6に明確に表れています。「体臭」「シミ・ソバカス」「体型の崩れ」「肥満」について気にしていることを年代別に聞いたものですが、40代はすべての項目でひとつ抜き出ていることがわかります。目に見えて感じられる身体の衰えや変化にあせりを感じ、食事メニューや調理法、入浴による癒しとストレス解消など、日々の暮らしの中で健康に気づかうようになるのもそんな理由からでしょう。

[図5] ここ数年、不規則な生活は年齢的にきつくなった [図6] 体調や症状について、あなたが日頃気にされていること
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4週に3日以上、家族のお弁当をつくる女性は約4割。忙しい40代女性は家事を効率的にこなしたい

では、毎日の家事についての状況はどうなっていて、どんな考えを持ってこなしているのでしょうか。家事に関わる男性も増えているとはいえ、まだまだ女性に頼っている部分が多いのが現状。

図7は自分以外の人のお弁当を作る回数を年代別に調べたものですが、40代女性は週5日以上作っている人が約4割と、他年代よりもかなり高い比率になっています。
忙しい朝の時間をお弁当づくりにとられている女性は、その他の家事に対してどのような思いで対処しているのでしょうか。
図8は掃除や洗濯についての考えを年代別に調べたものです。40代前半では、「掃除や洗濯は、必要最低限の汚れが落ちればいい」と考えている女性が約5割に達しています。なるべく家事には時間をとられたくない、掃除も洗濯もできるだけ効率的にこなしたい、という思いがうかがえます。

[図7] 自分以外の人のお弁当を作ること [図8] 掃除や洗濯は、必要最低限の汚れが落ちればいい
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5お掃除ロボットや食洗機など、約4割の40代前半女性が家事をサポートしてくれる設備の購入に前向き

家事にできるだけ時間と労力をかけることなく、それでいてキッチリと効率的にこなしていくためには、40代前半女性は設備や機器にお金をかけてもいいと考えています。その傾向は図9でもはっきりと表れており、20代から50代の中では「あてはまる」と答えた人の割合が突出しています。具体的に「お掃除ロボットや食洗機を利用して、家事の負担を減らしたい」と考えている40代前半女性は6割にものぼります。40代前半女性は家事を効率的にこなすために、昨今注目を集めている家事系家電の導入にも積極的な姿勢を示しています(図10)。近ごろでは、省力化志向に応える家電製品がいろいろと登場していますが、最新のガスコンロも引けを取りません。調理の効率化をサポートしながら、本格的な味わいを実現したり掃除を簡単にする機能を多数搭載。忙しい40代女性の右腕となって活躍してくれるはずです。

[図9] 家事を楽にしてくれる設備・機器にお金をかけていきたい [図10] お掃除ロボットや食洗機を利用して、家事の負担を減らしたい