戸建住宅関連企業さま向け情報

住宅&住宅設備トレンドウォッチTOPへ戻る

印刷用PDF
要点

東京電力管内ではこの1年間で1,800回以上もの停電が発生しています。実際に自分が住んでいる地域が停電にならないと、なかなかピンとこないかもしれませんが、このデータは東京電力が公表している統計です。単純に1年365日で割ると、毎日関東エリアのどこかで5回の停電が発生している計算になります。停電の原因は、風雨、雷、地震等、何らかの自然の影響によるものが470回以上で、その6割以上が「台風」「雷」が原因であることがわかりました。台風シーズンはまさにこれからが本番です。停電のリスクへの備えは、身近な自然災害にも目を向ける必要があると言えそうです。

1自然の影響による停電の8割を占めるのが台風・雷。そして台風の影響のピークは10月。

近年では温暖化の影響もあるのか、大型の勢力を保ったまま日本に接近・上陸するケースが多いようです。表1はこの一年間に東京電力管内で発生した停電回数を原因別にまとめたものです。停電の理由は20種類近くの項目が上げられていますが、大きくは3通りに分類されます。一つはさまざまな理由による設備トラブルによるもの、何らかの物体が設備に接触したことによるもの、そして雷・台風・地震等、自然の影響によるものです。ここで着目したいのでは、人為的なミスとは関係なく発生する、自然の影響による停電です。昨年度、雷、台風、地震、自然災害等の影響で発生した停電は474回を数え、その多くが台風、雷によるものです。雷は梅雨時である6月・7月がピークのようですが、昨年の台風の影響のピークは10月でした。ひと月だけで221回の停電を引き起こしています。

[表1] 東京電力管内月別停電回数
このページのトップへ

2震災後、万が一に備え、約6割が家庭のエネルギー源の確保を検討するなど意識に変化

5年前の東日本大震災では、首都圏でも大規模な停電が発生するとともに深刻な電力不足に陥りました。そのことをきっかけに、備えることの大切さを多くの人が実感し、真剣に考えるようになりました。
図2は一都三県居住者の震災前の意識を調べたものですが、震災前は、電気やガスなどのエネルギーはいつでも使えるのが当たり前だと思っており、多くの人が危機感を持っていなかったことがわかります。図3は、震災後に再認識したことを調べたものです。約8割がエネルギーの必要性を再認識し、6割近くの人が「自宅の電気やガスなどのエネルギー源の確保について検討していきたい」と答えています。計画停電などによって不便な生活を強いられた経験から、エネルギーの備えも意識するようになってきたようです。

[図2] 震災前の意識 [図3] 震災後に再認識したこと
このページのトップへ

3 地震への備えでも7割以上が「明かり」を準備、 停電を不安視している

地震への備えの内容について、震災前に備えていたこと、震災後に備えたことを合わせて上位10位までを載せたのが図4ですが、震災前後ともに一番多かったのが「懐中電灯やランタン等の明かりの準備」でした。二番目に多かったのは「乾電池や充電池のストック」で、これも「明かりの準備」に関連する項目と言えそうです。では、私たちは地震が起きた時に、何に対して不安を感じるのでしょうか。図5によると、もっとも心配なのが「家族や親族の安否」、次に「食料や燃料などの物資不足」、三番目に「停電」を上げています。このことは図4で地震への備えとして「明かりの準備」や「乾電池などのストック」をしている人が多かったことの裏付けと言えます。「備え」は、停電によって引き起こされるさまざまな不便や不安を少しでも和らげるための行動ではないでしょうか。

[図4] 地震への備えの内容(複数回答) [図5] 地震が起きた時に不安に思うこと(複数回答)
このページのトップへ

4約4割が家庭用発電機や太陽光発電、蓄電池を購入したい。その理由は「電源の備え」「節電」

停電に対する不安を解消するために、有効な備えとは何でしょうか。図6は2011年の震災から一年後に家庭用発電機、太陽光発電、家庭用蓄電池の3種類についての購入意向を調べたものです。それによると、いずれも約4割の人が「欲しい」「やや欲しい」と感じています。実際ここ数年で太陽光発電を設置している戸建住宅が増えてきたように見えますし、家庭用燃料電池「エネファーム」も普及しています。図7では発電機器がほしい理由を聞いたものですが、約7割が「停電時等に自宅の電源の備えになると思う」と答え、次いで「節電になると思う」と感じています。いざというときの備えだけでなく、節電や光熱費削減に役立つなど、日々の暮らしでのメリットにも目を向けていることがわかります。

[図6] 発電機器や蓄電池の購入意向 [図7] 発電機器がほしい理由
このページのトップへ

5停電時発電機能内蔵のエネファームなら、最長約4日間発電。照明や通信機器の電力をキープ

エネファームイメージ進化を続けている家庭用燃料電池「エネファーム」がどんどん利便性を高めています。停電時発電継続機能を本体に内蔵したことにより、エネファームが発電中に万が一停電が発生しても発電運転を継続するので電気を使うことができます。最大約500Wの電力を最長で約4日間発電するので、停電時専用コンセントから照明やテレビ、PCなどを使用できます。※1
また、発電の際につくったお湯でお風呂やシャワーを使え、エネファームと接続された床暖房も使えるので、冬場の停電時も安心です。

※1 停電時にエネファームを発電するには、都市ガスと水道が供給状態であることが必要です。

[図8] 停電時の動き
[図9] 発電時の運転イメージ