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要点

デザインや間取りなどを自分の好みに合わせて住まいを建てる、言わばオーダーメイドの「注文住宅」と、住まいの既製品と言える分譲住宅(建売住宅)。これまでは注文住宅が主流でしたが、このところ分譲住宅の比率が増えてきており、その傾向が様変わりしているようです。戸建住宅を購入した人は、どんな理由で住まいを選び、何を優先して住宅設備を取り入れているのでしょうか。東京ガス都市生活研究所が行った注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較調査により、それぞれの特徴を比べながら、戸建住宅ニーズにフィットした住宅設備を探ってみました。

1新築戸建は分譲住宅比率が増加。20代・30代でその傾向が顕著

国土交通省の「住宅着工統計時系列データ」(図1)によると、2008年から2013年までの注文住宅の着工件数はほぼ同程度で推移しています。一方、分譲住宅は2009年に減少したものの、それ以降はゆるやかに右肩上がりで推移してきました。新築戸建市場では、これまで注文住宅が主流でしたが、分譲住宅の着工件数の増加に伴って分譲比率も増加傾向にあり、2014年は住宅着工全体の半数近くが分譲住宅となっていることがわかります。
分譲住宅の増加を後押ししているのは20代、30代の若年層で、図2にその傾向が顕著に表れています。家を建てる方法として建売を購入した人の割合を年代別に表したものですが、50代を除く全年代が増加している中で、特に20代、30代の購入が著しく増加しています。

[図1] 住宅着工件数と分譲住宅比率の推移(一都三県) [図2] 家を建てるならどの方法がいいか【建売を購入】(一都三県)
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2こだわりの注文住宅、手頃さの分譲住宅。重視したいのは立地・間取り・日当たり

注文住宅、分譲住宅にはそれぞれ異なった特徴があり、購入者は自分の希望とその特徴が合致した方の住宅を選択します。図3はそれぞれの住宅の購入理由をまとめたものです。そこから住宅購入者が住まいにどのような希望を持っているのかがわかります。注文住宅の購入理由の第一位を見ると、「自分のこだわりを取り入れたかったから」。分譲住宅の第一位は「価格が手頃だったから」で、いずれも6割弱の人がこの理由を選び、二位以下に大きな差をつけています。
また図4は住まい選びの重視点を上位10項目まで取り上げたものです。ご覧の通り、注文住宅、分譲住宅ともに同じ項目が上位を占めていますが、「通勤や外出の交通の便」「住みたい地域」「日当たりがよいこと」など、立地に関する項目を上げている注文住宅購入者は分譲住宅購入者ほどには多くないことがわかります。これは注文住宅購入者がすでに土地を所有している人も含んでいることが一因と考えられます。

[図3] 注文住宅・分譲住宅の購入理由(上位5項目/複数回答) [図4] 住まい選びの重視点(全体上位10項目/複数回答)
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3注文住宅・分譲住宅ともに、購入者が優先させたい設備の3つは同じ

では、戸建住宅購入者は同じ費用をかけるなら、どのような点を優先して設備選びをしたいと考えているのでしょうか。それについて注文住宅購入者と分譲住宅購入者双方に聞いてみたのが図5です。1位と2位の順位が逆になっている以外は、上位6位までは共通した結果となり、一番優先させたい点は、注文住宅が「地震や災害への対応をより強化する設備」、分譲住宅は「光熱費などランニングコストが削減できる設備」。3位は両方とも「温度や明るさなど部屋をより快適にする設備」でした。つまり、「災害時対応」、「省エネ」、「快適性」を実現する設備こそ、すべての戸建住宅購入者が求めている設備ということになります。しかし図6のように設備の選び方には、注文住宅、分譲住宅それぞれに異なる傾向があるようです。注文住宅購入者は設備選びにも細かなこだわりが見られますが、分譲住宅購入者は効率的に選びつつも自分好みにカスタマイズしたいという意向も見られます。

[図5] 優先させたい住宅設備(複数回答3つまで) [図6] 住宅設備の選び方の意向
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4採用しなかったことを悔やむトップ2の設備は「床暖房」「太陽光発電」

[図7] 採用しておけばよかったと思う住宅設備(上位5項目/複数回答)現在設置していない住宅設備のうち、「採用しておけばよかったと思う住宅設備」について聞いたところ、図7のような結果になりました。床暖房と太陽光発電は、注文住宅・分譲住宅ともに採用しておけばよかった設備の上位2つにあげられています。他に両方から選ばれているのは浴室暖房乾燥機、耐震設計などで、いずれも図5でご紹介した「災害対応」「省エネ」「快適性」が期待できる設備です。

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5「エネファーム」と「床暖房」で住まいづくりの満足度アップ

太陽光発電/エネファームイメージ床暖房は満足度が非常に高く、多くの集合住宅、戸建住宅で採用されている快適設備です。太陽光発電も日照等の条件が合えば前向きに検討したいと考える人が多い人気の創エネ設備です。新築を考える際の最初の段階で検討したい設備のひとつと言えます。
ガス温水床暖房はその心地よさから、高い採用率を誇ります。床仕上げ材の種類もカラーも豊富で、お部屋のイメージにぴったりのものが選べます。また太陽光発電をお考えなら、相性のいい家庭用燃料電池「エネファーム」を組み合わせて、ダブル発電にするのがベストです。家庭で使用する電力の多くをまかなって省エネ効果を発揮するほか、災害時に停電してもエネファームによる発電が可能です。
新居が完成して実際に住んでみてからでないと見えてこない点は多々あるものですが、「もっとこうすればよかった」、「あれが付いていた方が便利だった」と後悔することのないように、住宅設備は住まいづくりの早い段階で検討したいものです。

※ 停電時にエネファームを発電するには、都市ガスと水道が供給状態であることが必要です。