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宴食世代のライフスタイル 〜 宴食世代(51〜57 歳)「きままにもっと」 〜

要点

都市生活研究所では、昭和生まれを9つの世代に分類し、オリジナルの世代区分「食・世代」を作成しました。本レポートはその中から、1958〜1964年生まれ(51〜57歳※2015年末日時点)の「宴食世代」のライフスタイルの特徴とニーズをまとめました。

【宴食世代に着目する理由】
宴食世代は、若いころは新人類、のちにバブル世代と呼ばれた世代です。こちらの世代は今後、本人・配偶者の定年や子供の独立の時期を迎えます。これまでより自由になる時間やお金をどう使っていくのか、その動向が注目されています。

オリジナルの世代区分「食・世代」

1宴食世代の現在のライフステージ

① 7割弱が既婚、学業を終えた子供がいる世帯が約2〜3割

現在の配偶関係は、既婚者が7割弱でした。同居人数を見てみると、宴食女性では2人暮らしが最も多く、33%を占めていますが、宴食男性では4人暮らしが26.5%と最も多くなっています(図1)。同居している人は、配偶者が約8割、学業を終えた子が約2〜3割、自分の親が約2割となりました(図2)。

[図1]同居人数【宴食】 [図2]同居している人

② 男性の9割以上、女性は6割が有職

[図3]職業【宴食】宴食男性は、9割以上が働いています。女性について何らかの形で働いている割合を見ると、宴食女性は約6割となり(図3)、多くの方が収入源を持っています。

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2宴食世代の育った時代背景・・・幼少期からモノや情報が増え、バブル景気を20代に経験

宴食世代の親は戦後の教育を受けており、核家族化が進むとともに、家父長制の名残は弱まっていたと思われます。宴食世代が育った家庭では、幼少期からモノや情報が増え、娯楽も様々になり、便利で楽しいものを取り入れる生活スタイルが広がりました。就職期には女性の選択肢も増え、さらに20代の頃がバブル景気と重なったことから、男女とも仕事も遊びも楽しみ、自分の思いを優先して過ごせるようになりました。また、女性が消費を牽引した最初の世代です。

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3宴食世代のライフスタイルの特徴
キーワード1「やりたいことをきままに。」

① 自分のやりたいことを優先し、自由に選択

現在の婚姻状況を見てみると、宴食世代から未婚率が上がっており(図4)、特に男性は上の世代との差があります。様々なサービスの普及により単身でも暮らしやすくなっただけでなく、「結婚しなければならない」という価値観が薄れ、「無理して結婚しなくてもよい」という自由な考えが認められるようになったことが要因と考えられます。

また、最初に勤めた会社を選んだ理由として、「やりたい仕事が出来そうだったから」と答えた割合は、宴食世代が最も高くなりました(図5)。彼らが就職した頃は、バブル期に向かう右肩上がりの時期であり、就職に苦労した人は少なく、そのため、仕事に関しても、自分のやりたいことを大切にするなど、自由に選択することができたようです。

[図4]現在の未婚率 [図5]最初に勤めた会社を選んだ理由【やりたい仕事が出来そうだったから】

宴食男性は街食世代以上の男性とは異なり、仕事上での人間関係に縛られず、自分の気持ちを素直に表現しているようにも感じられます。「上司や親しい同僚とは家族ぐるみのつきあいをしている」と回答した宴食男性の割合は、全世代の男性の中で最も低くなりました(図6)。このような自分の気持ちに正直な振る舞いが、宴食世代が上の世代から「新人類」と呼ばれた理由の1つであるのかもしれません。

「正直、配偶者には仕事をせずに家を守ってほしいと思う」男性の割合は、街食世代以上と比べて宴食世代から低くなっており、「女性は家にだけいてほしい」という考えの男性が少なくなっていることがわかります(図7)。女性も「妻」「母親」という役割に縛られず、自分がやりたいと思うことを、我慢せずうまく織り込んで生活しているようです。

[図6]上司や親しい同僚とは家族ぐるみのつきあいをしている【男性】(あてはまる+ややあてはまる) [図7]正直、配偶者には仕事をせずに家を守ってほしいと思う【男性】(あてはまる+ややあてはまる)

② 子供との関係は友達のような関係に

宴食世代は親子関係においても、街食世代以上とは異なる意識・実態に変化してきています。
「子供と他愛もない話をすることがよくある」と答えた割合は、街食女性の約6割に対して宴食女性は約8割にのぼり、母と子の距離が近くなっているようです(図8)。

さらに、18歳以上の子供(学生除く)と同居する宴食世代に、親子関係について詳しく聞きました。
親子の会話の内容は、父母と息子・娘いずれも仕事の話が多いが、母親(宴食女性)と娘は、「TV や芸能人のこと」、「職場での人間関係」、「流行のモノ」など、友人同士のような会話をしています(図9)。

[図8]子供と他愛もない話をすることがよくある(あてはまる+ややあてはまる) [図9]子供と会話する内容【宴食】
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4宴食世代のライフスタイルの特徴
キーワード2「もっと楽しく、もっとラクに」

① 女性の特徴・・・もっとワクワクしたい、もっときれいになりたい

[図10]話題になっているものは、とりあえず試してみる方だ(あてはまる+ややあてはまる)宴食世代の女性は、自分の欲しいもの、世の中で話題になっているものはとりあえず手に入れたいという消費志向を持っているようです。「話題になっているものは、とりあえず試してみる方だ」という人は、宴食世代の女性が全世代で最も多くなっています(図10)。

② 男性の特徴・・・消費は堅実だが、ご褒美やポイントでワクワク

[図11]自分へのご褒美に、高額品を買ったことがある(あてはまる+ややあてはまる)バブル期を同じライフステージで過ごした宴食世代の男女だが、トレンドを追う女性、流行を気にしない男性、という傾向があります。ただ、「自分へのご褒美に、高級品を買ったことがある」と答えた男性は宴食世代が最も高くなり、(図11)消費に消極的なわけではなく、高級なものにあこがれ、それを手に入れたいという気持ちも持っているようです。

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5宴食世代の特徴まとめ 『きままにもっと』

次々と新しいもの、良いものを生活にとりいれてきた宴食世代は「今日より明日が良くなる時代」に育ち、初めて旧来のしきたりや慣習から自由になった世代であり、「自分の気持ちに正直にありたい」というのが基本的なニーズです。宴食世代のニーズを実現するポイントを、本レポートでは以下の通りにまとめました。

■やりたいことをきままに。
・気分に合わせて自由に選べる・無理や我慢をせずに取り入れられる
・母子で一緒に楽しめる 
■もっと楽しく、もっとラクに。
・トレンドを感じられる、話題にできる・家事の手間や時間を省ける
・手軽に美容・健康効果を得られる・ポイントなどで買い物を楽しめる

本レポートは、都市生活レポート 「街食・宴食世代のライフスタイル」より宴食世代について抜粋したものです。
詳細は、都市生活レポートをダウンロードできますのでご利用ください。

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