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子育てママの食事情2016

都市生活研究所「生活分野別調査2015」から、高校生以下の子供を持つ「子育てママ」の食事情について、「共働きママ」「非共働きママ」の比較を中心に子育てママの食事や料理に対する意識の特徴をご紹介します。
*就労時間週30時間以上を「共働きママ」、週30時間未満を「非共働きママ」と定義しました。

1共働きママの意識の特徴
【料理への不足感】共働きママは、本当はもっと料理に手をかけたい

まずは、共働ママに特徴的な意識をご紹介します。
共働きママは、調理に関わる時間が少ないためか、非共働きママと比べ料理の手抜きを自覚している割合がやや高く(図1)、「本当はもっと料理に時間や手間をかけたい」人の割合も高くなっています(図2)。日々時間がない中では時短・省手間が必然的に求められるものの、本当は(時間があれば)料理に時間や手間をかけたいというニーズも持っており、料理への不足感を抱えている人たちと言えるでしょう。

[図1] 自分は、料理を手抜きしていると思う/[図2] 本当はもっと料理に時間や手間をかけたい

【料理・食への意識】共働きママは、料理をふるまう意識や食への好奇心が高い

[図3] 料理・食への意識(あてはまる+ややあてはまる)本当はもっと料理に手をかけたい共働きママは、どのような料理をしたいと考えているのでしょうか。
「家族や恋人のためにおいしい料理を作ってあげたい」意識は共通して高くなっており、友人や知人に手料理をふるまうことがよくある人は、共働きママの方が高いようです。食べることに関しても、「話題になっている健康に良い食品は試してみる方だ」と答えた人が半数近くであり、非共働きママと比べて高い結果になりました(図3)。このように共働きママは、誰かに料理を作ってあげたい意識や、料理で自分を表現する意識、食への好奇心が高く、料理や食に対して積極的な姿勢が感じられます。

【親子料理への意識】共働きママの方が親子料理を日常的に行っており、楽しんでいる

[図4] 親子料理への意識(あてはまる+ややあてはまる)親子料理への意識について聞いてみると、日常的に子供と一緒に調理を行っているのは共働きママの方が高く、また、料理の手伝いをさせることも同様の結果でした。共働きママは子供と一緒に過ごす時間が短いからこそ、料理という機会を活用しようと親子料理を行っており、それを楽しんでいるのではないでしょうか。

※親子料理については、都市生活レポート「親子料理の意識と実態2014」(2014年発行)においても、有職の母親の方が実施頻度が高いことがわかっている。

2非共働きママの意識の特徴 〜家族イベントや行事食を重視し、夫の料理参加を望む〜
【家の食事重視】非共働きママは、家での食事が生活の基盤と考えている

[図5] 家でとる食事が自分の生活の基盤になっている続いて、非共働きママに特徴的な食の意識をご紹介しましょう。
非共働きママは、「家での食事が生活の基盤になっている」と考える人が8割以上であり、6割弱の共働きママと比べて高い結果になりました。非共働きママにとって食事は、家庭での位置づけが大きく、より重視されていると考えられます。

【行事食の実態】非共働きママの方が家族のお祝い料理を手作りしており、季節行事や旬の食を大切にしている

家での食を重視する非共働きママは、誕生日や季節行事の祝いの食事を用意したり、季節に合わせた旬の食材の利用していると回答した人が共働きママより多い結果でした。非共働きママは家族イベントや季節行事の際の食事を大切にし、旬を取り入れるなど家庭での食にメリハリをつける意識が高いと言えます。

[図6] 家族イベントの料理や旬の食材について(あてはまる+ややあてはまる)/[図7] 行事食を食べるか

【献立の負担感】非共働きママの方が献立作りを負担に感じている

非共働きママの悩みが、毎日の献立を考えることがだということがわかりました(図8)。先に述べた行事や旬にまつわるメニューは、献立作りに悩む非共働きママにとっては、ヒントとなる便利なもの、という一面もあると思われます。非共働きママは献立を考えることに苦労しているためか、グリルを使って料理のバリエーションを増やしたいと回答した人が、共働きママよりも多くなっています(図9)。

[図8] 毎日の献立を考えることは面倒だ/[図9] グリルで作る料理のバリエーションを増やしたい

【男性調理への希望】非共働きママは共働きママよりも夫の料理への参加を望む人が多い

[図10] 妻が専業主婦であっても、夫は料理をするべきだと思う最後に、夫への料理参加への意識についてご紹介します。非共働きママは、共働きママよりも「妻が専業主婦であっても夫は料理すべきだと思う」割合が高く、夫の料理への参加の意向があることがわかりました。 現状では共働き家庭よりも夫が料理をする割合は低く()、子育てママは就業していなくても子供の送り迎えなど様々な用事で忙しいことから、夫の家事分担への期待は高いと思われます。キッチンが女性の城であった時代は過去のものと言えるかもしれません。

「生活分野別調査2015①」より
週1日以上料理する割合(20〜40代既婚男性、子供有):共働き男性30.6%、非共働き男性17.3%
・共働き男性=夫婦ともに週30時間以上就労
・非共働き男性=夫は週30時間以上就労、妻は週30時間未満就労または就労していない

今回、昨年12月に発行された都市研レポート「子育てママの食事情2016」から抜粋して紹介しました。さらなる子育てママに関する調査データは、都市研ホームページよりダウンロードできますのでご利用ください。

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