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最近の子育てママ 近所づきあいしているのか? 〜都市研生活レポート 子育てママの地域コミュニティの実態と意識〜

今後も共働き世帯の増加が予想されていますが、核家族の増加や地域とのつながりの希薄化等による子育てママの不安や負担感の増大、育児の孤立化といった問題を抱え、地域や社会全体で子育てを支えていくことがより重要と考えられています。
今回は子育て期において親の手がかかる年齢である「小学生以下の長子」を持つ子育てママを対象に、地域コミュニティに対する意識や実態を調査しました。
本レポートでは、夫婦共に就労時間30時間以上の子育てママを「共働きママ」、週30時間未満の就労または就労していない子育てママを「非共働きママ」と定義しています。

1長子誕生を機に“地域や地域の人とのつながり”が生まれる

[図1] “地域や地域の人とのつながり”を感じるか“地域や地域の人とのつながり”を感じるか聞いたところ、子育てママは4割以上が「つながりを感じる」「ややつながりを感じる」と回答しています。夫婦2人世帯の女性との差が明らかになりました(図1)。地域に対する意識は、子供の有無による影響が大きいと考えられます。

2子育てママの近所づきあいには、“子供の安全のため”という意識がはたらいている

[図2] 子供ができて、近所づきあいに関する考え方が変わった子供が生まれる前後で、近所づきあいに関する考え方が変わったか聞いてみると、子育てママの約6割が「考え方が変わった」と答えています(図2)。子供に関する近所づきあいへの意識を確認すると、共働きママ、非共働きママともに6〜7割が「子供の安全のために近所づきあいは役立つと思う」「何かあった時に子供が近所の人に助けてもらえるようにしておきたい」という意識をもっていることがわかります(図3、4)。子育てママは、子供の安全面を意識した近所との関係づくりを行っているようです。

[図3] 子供の安全のために、近所づきあいは役立つと思う/[図4] 何かあったときに、子供が近所の人に助けてもらえるようにしておきたい

子育てママのインタビュー調査における発言

    何かあった時のために、隣の人と顔を合わせたら10分位は話す
    【36歳・非共働きママ・長子未就学児】
    知り合いが多い方が何かあった時に安心。普段も、「お子さん見かけたよ」とか言ってくれる
    【41歳・非共働きママ・幼稚園】
    これから子供がここで育っていく上で、地域交流がうまくいっているほうがいいんじゃないかと思い、パパが理事長を引き受けた
    【43歳・共働きママ・長子保育園児】

3子育てママは、子供の入園や入学によって近所づきあいが増加していく

子育てママは子供の安全のために近所づきあいを頼りにしている様子がうかがえましたが、「立ち話・世間話ができる程度」「相談・お願いごとができる程度」の近所づきあいにおいても、学齢が上がるにつれ、つきあいが増加する傾向が見えました(図5、6)。特に幼稚園・保育園入園、小学校入学によりつきあいが増加しています。こうした傾向は非共働きママにおいて顕著であり、共働きママに比べて近所づきあいの割合が高く、つきあいが活発な様子がうかがえました。

[図5] 【長子学齢別】「立ち話や世間話ができる程度」の近所づきあいの割合/[図6] 【長子学齢別】「相談・お願いごとができる程度」の近所づきあいの割合

子育てママのインタビュー調査における発言

    散歩に出ると近所の人が声をかけてくれるので、なんとなく誰かが見ている安心がある
    【32歳・共働きママ・長子保育園児】
    子供が生まれてから立ち話をするようになったが、ひとり暮らしの時は周りに誰が住んでいるかわからなかった
    【32歳・非共働きママ・長子幼稚園】

地域とのつながりの希薄化といわれておりますが、調査結果からは、女性は子供の存在によって地域とのつながり意識や近所づきあいが生まれているようでことがわかりました。また、子育てママは子供の安全のために近所づきあいを頼りにしており、子の学齢が上がるにつれ、つきあいが増加する傾向が見えました。
今回、子育てママの地域とのつながり意識を紹介いたしましたが、同レポートでは、PTA等のコミュニティ活動に関する実態、地域の子育て関連施設やサービスの利用実態や今後のニーズについても報告しています。ご興味のある方は、都市生活研究所ホームページよりダウンロードしてください。

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