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子どもも親もずっと快適 求められる間取りの考え方 2016/6/17号

子どもの成長と共に少しずつ変わっていく家族の暮らし。子育て世代の家づくりには、そうした変化を受け入れるプランニングが求められます。そこで今回は、子育て中の家族の家を数多く手がけ、自身も一児の母と父である建築家の一條美賀さん、一條太郎さん(一級建築士事務所まんぼう)に、子育てしやすい間取りの考え方をうかがいます。

オープンキッチン(写真:平 剛)

家族や友人が集いやすいオープンキッチンは来客の多い家におすすめ。家事をする親の姿が見えるので、子どもも自然に手伝うように。ストックの食材や雑多な日用品は、キッチンの脇にパントリーを確保してすっきり収納。(写真:平 剛)

水回り(写真:平 剛)

奥の玄関から引き戸を介して水まわりに直行できるため、外遊びの泥汚れをすぐに落とせます。また、洗面台を中心に、家族全員分のファミリークロゼットとランドリー兼脱衣室の回遊動線をつくることで、家事と身支度を効率的に行えます。(写真:平 剛)

まずは「暮らし方」の話をじっくりと

「家族間の距離の取り方や暮らし方はさまざまです。いつも一緒にいたいのか、それぞれの時間を充実させたいのか。私たちの場合、具体的な間取りの話に入る前に、家族によって異なるライフスタイルを確認することから始めます」と話す美賀さん。なかには、子ども部屋は絶対条件ではなかったり、間仕切りの少ない大空間を望んだりする人もいるため、「nLDK」といった部屋数から発想する間取りの考え方では、子育て世代の要求に応えることは難しいようです。

また、子育て世代はつい“子ども中心”の考え方になりがちですが、「親が気持ちよく過ごせない家は子どもにとっても快適ではないはず。子どものために何かを我慢するのではなく、親も子どもも楽しく暮らせることが大事です」と太郎さん。限られた予算と空間の中でプランニングを進める場合、子ども部屋の広さや数を確保するよりも水まわりにスペースを割いたり、効率的な家事動線の実現を優先するなど、家族皆がストレスなく過ごせる家を提案することが重要だといいます。

スタディーカウンター(写真:平 剛)

LDKの一画にスタディーカウンターを設置。子どもが宿題をしたり、家族の目の届くところでパソコンを使ったり。オープンスペースでも、コーナーがあることで散らかりやすい文具や書類の収納場所が定まり、空間が雑多になることを防いでくれます。(写真:平 剛)

変化に対応する多目的の空間を

最近では家族のつながりを重視する向きもあり、親の目の届く場所で子どもが遊び宿題もできる、見通しのよい間取りへの要望が多いようです。
一方で、家族の物がリビングに集まってしまうと片付かなくなり、友達を家に呼びたくても躊躇してしまうなど、理想と現実のギャップに悩むケースも。そこで必要になるのが、「住空間の交通整理」だと話す美賀さん。「オープンな間取りでも物をすべてしまわなくていいように目隠しになる場所をつくったり、動線や仕上げの切り替えでくつろぐ場所を分けたり。片付けに追われてきゅうくつにならないための工夫は必要です」。
たとえば、リビングの一画に天井のやや低い畳コーナーをつくり、子どもの昼寝や遊びの場にするアイデアも。来客時におもちゃをしまわなくても、畳から物がはみ出していなければ散らかった印象は軽減されます。布団収納を設けておけば実家の両親が泊まる客間にもなるなど、多目的の使用も可能。「壁で仕切るのではなく、家具を置いたり天井の高さや床レベルに差をつけてエリアを分けるほうが、間取りが固定されず暮らしの変化に対応しやすいですよ」。

吹抜けのあるリビング(写真:平 剛)

写真/吹抜けのあるリビングに子どもの遊び場や客間に利用できる畳間を併設。上部は約4畳の子ども部屋で、内窓を介して階下のリビングとつながります。
イラスト/リビング吹抜けを中心に多様な居場所がつながるプランなら、家族の気配も伝わります。(写真:平 剛)

もうひとつ注目したいのが、居室以外の空間。太郎さんは、「個室の広さを少し削ってでも、上下階と家族をつなぐ吹抜けや、多目的に使える階段ホールなどの共有空間を充実させてみて」と話します。アウトドアリビングとして家族団らんの場に活用できるデッキテラスや中庭もおすすめ。子どもの部屋ごもりを防ぎ、住まい全体にゆとりをもたらします。「子育て世代であっても、将来的に子ども部屋が物置にならないよう、長いスパンで家づくりを考える必要があります」。
使い勝手のよいキッチンや収納、ゆとりのある共有空間は子育てを終えたあとも便利で心地よいもの。子育てしやすい間取りとは、ずっと続く住まいの快適性に通じることを再確認し、プランニングに反映したいものです。

監修:リビングデザインセンターOZONE(テキスト:畑野暁子)

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「子どもも親もずっと快適 求められる間取りの考え方」のための製品のご紹介

子どもが安心して動き回れる国産杉のデッキ材

走っちゃおう、寝ころんじゃおう、飛びはねよう。木もちe-デッキでのびやかに動き回る子ども達。
ウッドデッキは素足や素手だけでなく全身で触れられる特別な空間。だからこそ、「国産杉の質感」と「安全性」にこだわりました。素足が快適に感じられる理由は、杉材は多くの空気を含み熱伝導率が低いからだからなのです。だから夏は涼しく、冬はあたたかい。
杉の質感をそのまま生かしたウッドデッキは子どもだけでなく環境にも優しく、水質や土壌を汚染しない持続可能なウッドデッキ用材です。

有限会社小川耕太郎∞百合子社 木もちe-デッキ杉

■メーカー名:有限会社小川耕太郎∞百合子社
■URL:http://www.mitsurouwax.com
■製品名:木もちe-デッキ杉
■素材・仕上げ:国産杉 ウッドロングエコ仕上げ
■カラー:なし 徐々にシルバーグレーに変化する
■サイズ:4000×140×40(mm)〜(各サイズあり)
■価格(税抜き):5,600円〜

子どもの事故防止 ローマンシェードのセーフティデバイス

子どもたちの安全のためにチャイルドセーフティーデバイスを開発しました。
万が一首や体にチェーンが絡んでも、6kg以上の負荷や引っ張る力が加えられた場合は、チェーンが二つに分離し、ローマンシェードの本体から脱落します。また、ローマンシェードの裏部コードは外れる仕組みになっているので、転倒防止など、より安心してお使いいただくことができます。(ヨーロッパ安全基準EN13120、16433、16434に準拠しています)
※6kgの規定:生後6か月前後の乳児に相当とみなした重量

サイレントグリス株式会社 ローマンシェード・チャイルドセーフティ仕様

■メーカー名:サイレントグリス株式会社
■URL:http://www.silentgliss.co.jp
■製品名:ローマンシェード・チャイルドセーフティ仕様
■品番:SG2205Nプレーンスタイル
■素材:ポリエステル(生地)
■サイズ:W1000×H1800(mm)
■価格(税抜き):63,900円(参考上代価格)