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断熱を高めると窓が小さくなる? 2016/7/15号

省エネで断熱を高めると窓が小さくなってしまう・・と思っている人が少なくありません。
ところが世界的にその逆の現象が起こっています。それを確かめるためにスイスに飛んでみましょう。

(写真1)ミネルギー住宅を示すプレート
(写真1)
ミネルギー住宅を示すプレート
(写真2)スイスの伝統的な住宅は窓が小さい
(写真2)
スイスの伝統的な住宅は窓が小さい
(写真3)ミネルギー住宅を示すプレート
(写真3)
(写真4)スイスの伝統的な住宅は窓が小さい
(写真4)

ミネルギー住宅は窓が大きく、室内は暖かいので間仕切りもなく開放的。外に対しても開放的で気持よく、夏はロールブラインドを下げて日射遮蔽

(写真5)ミネルギー・アパート
(写真5)
ミネルギー・アパート
(写真6)ミネルギー・集合住宅
(写真6)
ミネルギー・集合住宅
(写真7)ミネルギー・オフィス
(写真7)
ミネルギー・オフィス
(写真8)公園のベンチで日向ぼっこ
(写真8)
公園のベンチで日向ぼっこ

スイスの家は窓が大きい

スイスの冬は厳寒で、冬の暖房用エネルギー消費量は半端なものではありません。そこで家の高断熱化には国をあげて積極的に取り組んでおり、国の基準より遥かに高いレベルの民間基準も存在します。それがミネルギー(写真1)で、ミニマムエネルギーを意味します。

スイスの家といえば小さな窓に鎧戸がついている写真2のような姿が思い浮かびます。でも今では住宅(写真3)もアパート(写真5)も集合住宅(写真6)もオフィス(写真7)も省エネ性を高めながら窓を大きくしています。

日射取得も含めてエネルギー消費を計算

理由は暖房エネルギー消費量の計算に日射取得が加わったことです。日射熱は暖房の補助になりますが、今までそれを計算に入れていなかったために窓の断熱性能だけが問われていました。断熱壁に比べて窓の断熱性は低いために、窓が小さいほど壁全体の断熱性は高くなったのです。

このため、断熱性を高めると窓が小さくなると言われてきたのですが、窓から入る日射熱を計算に加えることによって、世界中の断熱住宅が窓を大きくしはじめたのです。もちろん冬の日射量は日本でも日本海側と大平洋側では大きく違うので、どれだけ窓を大きくすれば得か損かを判断しなければいけません。

スイスは日本に比べて冬の日射量が少なく、貴重な晴れの時には公園のベンチで日向ぼっこする姿(写真8)がみられるほどです。そんなスイスでも高断熱住宅は窓を大きくしています。

(写真9)樹脂サッシは小さな部屋に仕切って断熱性を高め、ガラスは三重のLow-E+ガス入り

(写真9)
樹脂サッシは小さな部屋に仕切って断熱性を高め、ガラスは三重のLow-E+ガス入り

高断熱化+日射遮蔽

とはいえ、日射は数時間しか取得できません。日射のない時は窓が大きいほど熱損失が大きくなります。また、夏になれば大きな窓から日射が差し込んでしまいます。

そこで窓が大きくなるのと歩調を合わせて、窓の断熱性は急上昇し(写真9)、窓の外には外付けのブラインド、オーニング、ロールスクリーン等の日射遮蔽装置(写真4)が取り付けられるようになりました。

日射取得も含めた暖冷房エネルギー計算は日本でもはじまっています。日本でも高断熱住宅は窓が大きくなる方向に走り出しているのです。

監修:リビングデザインセンターOZONE(テキスト:住宅技術評論家 南雄三)

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「高気密・高断熱」「遮熱」に関連した製品のご紹介

スウェーデン生まれ、日本育ちの木製サッシ

スウェーデンで加工し日本で組立するヴェステック窓。スウェーデンでは厳しい環境から室内の温度を保ち、身を守るために高気密・高断熱の住宅に使われるのがスウェーデンパイン材を素材にした木製サッシです。熱伝導が低く断熱効果に優れているこのサッシは、複層ガラスや三層ガラスと組み合わせることによって、夏の暑さ・冬の寒さでも快適な生活をもたらします。
また、日本の住宅環境や法整備に合わせた国土交通省認定乙種防火サッシを6種類設定しています。(回転窓・ケースメント窓・フィックス窓・フィックス窓(大)・掃き出し窓・両開き窓)。更に今年2016年7月には両開き防火ケースメント窓を認定予定です。創業26年、国内での加工・組立・塗装を内製化し15年。オフライン製品も幅広く対応しています。

ヴェステック株式会社 VESWOOD −ヴェスウッド−

■メーカー名:ヴェステック株式会社
■URL:http://www.vesttech.co.jp/
■製品名:VESWOOD −ヴェスウッド−
■品番:TVF
■素材・仕上げ:スウェーデンパイン(欧州赤松)・シッケンズ塗料
■ガラスの種類:三層クリアガラス(ガラスは選択いただけます)
■カラー:色の選択可能
■開閉操作タイプ:回転窓 他
■製作可能サイズ:お問い合わせください。
■価格(税抜):お問い合わせください。

窓の外で日差しを遮るブラインド

外付けブラインドは、今や環境先進国ドイツではスタンダードです。外で日差しを遮ると高い遮熱性能を実現でき、カーテンや室内ブラインドなどの部屋内での日よけと比べると3倍以上の効果が期待できます。そして日差しを遮るだけでなく、通気、目隠し、日射導入、色々な使い方ができるのが特徴です。製作サイズも幅5000mm、高さ5000mmまで対応でき、戸建てのみならず、低層のオフィスビルやマンション、高層ビルに至るまで、可能性は計り知れません。色は25色から選択でき、意匠性と性能性を両立させる日よけとして、日本でも近年注目されてきています。
ドイツ ヴァレーマ社は、1955年の創業以来、外付けブラインドをはじめとする日射遮蔽装置分野のトップブランドとして発展してきました。ヨーロッパの他、中東、オセアニア、アジア、北米まで輸出され、世界中で広く愛用されています。

オスモ&エーデル株式会社 外付けブラインド ヴァレーマ

■メーカー名:オスモ&エーデル株式会社
■URL:http://www.osmo-edel.jp/
■製品名:外付けブラインド ヴァレーマ
■品番:E80A2S
■素材・仕上げ:スラット・カバー・レール⇒アルミ、焼付塗装
■カラー:RAL9006(オーダー品は25色から選択可)
■操作タイプ:電動または手動
■規格品サイズ:W1820×H1650(mm)など4タイプ
■製作可能サイズ:最大幅5,000、最大高さ5,000(mm)
 ※最大製作面積に制限があります。
■価格(税抜):265,800円〜(規格品参考価格)※本体のみ(工事費等別途)