戸建住宅関連企業さま向け情報

住宅&住宅設備トレンドウォッチTOPへ戻る

印刷用PDF

子どもも親も安心して楽しく暮らすための建材とインテリアエレメントの選び方 2017/12/15号

子どもが生まれた時、または小学校へ入るタイミングで家を建てたいという人は多いのではないでしょうか。大人も子どもも安心して楽しく暮らすためには、インテリア建材やエレメントにどんなものを使うかが重要な鍵となります。リビングデザインセンターOZONEのインテリアコーディネーター・山田佳代子さんに、子どもがいる家庭にふさわしい建材とエレメントを選ぶポイントを聞きました。

行動パターンを予測した安全対策を

「小さなお子さんがいる家を計画する時に、一番気を配りたいのが安全性です。1〜4歳の子どもの死亡原因のトップが不慮の事故で、その半数以上が住居内で起きているといいます。子どもは何もないところで転倒して頭を打つことも珍しくありません。小さなお子さまがいるご家庭の床材には滑りにくい素材と仕上げ方法をご提案しています」(山田さん)。フローリングの床ならば浸透性の高いオイルステイン塗装にして足が踏みしめられるマット仕上げとし、階段にはカーペットを敷くなど、状況に応じて建材を選ぶことで、安全性がぐんと高まります。
「子どもは食べ物をこぼしたりクレヨンなどで床を汚します。メンテナンス性を重視すると、表面が滑りやすい仕上げになりがちですが、子どもの命を守るのが第一義と考えて建材やエレメントを選びましょう」(山田さん)。
その他にもロールスクリーンの昇降ヒモに引っ掛かって転倒、出窓や窓前の家具によじ登って転落など、建材やエレメント、設計が引き金となって事故につながる場合もあるので、子どもの行動を想定したプランニングが重要です。

図1.3枚連動引き戸(写真提供:パナソニック株式会社)

図1.3枚連動引き戸(写真提供:パナソニック株式会社)
3枚連動引き戸は開口部が広く、右側からも左側からも開け閉めできるため、物の出し入れがしやすい。

子どもとの距離感と使い勝手を重視した建具選び

では子ども部屋を計画する場合、プランニングにおいて気をつけるべきポイントはあるのでしょうか。
「最近はスマートホンを使った子供を巻き込むさまざまな事件が起きていることを背景に『子ども部屋にこもって欲しくない』というご要望が増えています。そこで子どもへの目が行き届くようにリビングとひと続きの場所に子ども部屋を割り当て、小さいうちはオープンで使用し、将来間仕切ることができる提案をしています」(山田さん)。
また、狭小地で子ども部屋に取れる面積は平均して4.5〜5畳程度。ベッドや机を配置すると、クローゼットの建具の開け閉めができないことも。その場合は3枚連動引き戸にすれば開口部を大きくとれ、物の出し入れがしやすくおすすめだと山田さん(図1)。建具や間仕切りの方法も子どもとの距離感や使い勝手を考えて選びたいものです。

遊び心とセンスを両立させる壁紙づかい

インテリアの観点から、家の中で最も遊びの要素を入れられるのが子ども部屋ではないでしょうか。山田さんの元へもさまざまな夢を描いて子ども部屋を設計してほしいという依頼が舞い込むそうです。そんな時はお子さんの趣味を考慮しつつ、5〜10年後を見据えて、子どもすぎない壁紙やカーテンを提案するそうです。
『下の写真は、和室を女の子の部屋にリフォームした事例(図2)。“シンデレラの部屋”をコンセプトに、白いフローリングを敷き、ラベンダー色を基調とした海外の壁紙をセレクト。日本人は海外のように壁紙を定期的に張り替える習慣がないので、ある程度長く使えるように心もち鮮やかさを抑えたニュアンス色を選びます。ここでは柄一色にせず3つの壁紙を貼り分けました』と山田さん。4面全てに同じ壁紙を用いてしまいがちですが、トーンを揃えつつ張り分けをしたり、1面にだけ基調となる色の壁紙にすることで、ぐっとセンスのいい空間に仕上がります(図3)。

図2.バレリーナの部屋

図2.バレリーナの部屋
バレエの衣装がデザインされた海外製の壁紙。
ラベンダー色を基調とし、チェック柄と無地の壁紙を張り分け。

図3.1面にだけ基調となる色の壁紙

図3.1面にだけ基調となる色の壁紙
男女の兄妹の部屋の壁紙。男の子は寒色系、女の子は暖色系とテーマカラーを分け、壁面の1面にだけストライプとドット柄の壁紙を貼り、インテリアのアクセントに。

親と子が一緒に暮らせる時間は長いようで短いもの。家族が一つ屋根の下で幸せな思い出を育むために、子どもにとっての安全性や快適性を考えて建材やインテリアエレメントは慎重に選びたいものです。

監修:リビングデザインセンターOZONE
テキスト:阿部博子

このページのトップへ

子どもも親も安心して楽しく暮らすための建材とインテリアエレメント 製品のご紹介

子どもに優しい柔らかいテーブル

SIXINCH JAPAN Table MK.Jr6P

■メーカー名:SIXINCH JAPAN
■URL:http://sixinch.jp
■製品名:Table MK.Jr6P
■素材・仕上げ:ウレタンフォーム、木・特殊コーティング
■サイズ:W1700×D600×H510(mm)
■価格(税抜):268,000円

Michael kruijne によってデザインされたテーブルを、側面をやわらかいウレタンフォームで覆ったキッズ仕様のテーブルです。
スタンダードコレクションをキッズサイズにリサイズした事により、安心してご使用いただけ、お絵かき、勉強など、お子様目線で一緒に楽しむことが出来ます。(サイズオーダー、カラーオーダー可能)

安全対策にオススメのコットンタッセル

立川ブラインド工業株式会社 タッセル クルミ(M・L)

■メーカー名:立川ブラインド工業株式会社
■URL:http://www.blind.co.jp/
■製品名:タッセル クルミ(M・L)
■品番:6498630(クルミM)、6498690(クルミL)
■材質:コットン
■カラー:アイボリー、ベージュ、ブラウン、ダーク、ブラックなど全8色
■長さ:650mm(クルミM)、850mm(クルミL)
■価格(税抜):4,200円(クルミM)、4,800円(クルミL)

カジュアルな質感とコロンとした2つのボールが特徴のタッセル。マグネットでカーテンを束ねるタイプの「チャイルドセーフティー部品」で、2014年 第8回キッズデザイン賞 奨励賞「キッズデザイン協議会会長賞」 受賞作品です。タッセルに6kg(社内基準)の力が掛かると、2つのコットンボールに取り付けられているマグネットが外れループが分離する仕様で、小さなお子様の事故防止になります。
タッセル クルミはロールスクリーンのプルコードと同じ素材・色でデザインしており、カーテンとロールスクリーンのコーディネートにオススメです。(ロールスクリーン コットンプル,オプション価格:本体+1,000円)