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ホームページの改善というと、多くの方が思い浮かべるのが「全面リニューアル」です。もちろん、ネット集客力を向上するための最も根本的な手段がホームページリニューアルであることは、間違いありません。
しかし、全面リニューアルは相応のコストを要するため、頻繁に実施することはできません。また、これまでネット集客での成功体験に乏しい会社の場合、ホームページへの投資に二の足を踏むケースもあります。ただホームページは全面リニューアルまでしなくても効果が出てくるので、今回はその改善策について紹介します。

1「リニューアル」だけが改善の手段ではない

まずお伝えしておきたいのは、ホームページをリニューアルして、集客アップにつなげたいと思った時に、必ずしも「全面改修」ではなく「部分改修」のみでも、集客アップを実現できるケースがあるということです。 「ホームページは何年も変えておらず、アクセスも数えるほどで、反響は全然出ていない」というレベルでない限り、部分改修でも一定の成果を上げることは可能です。

部分改修において比較的効果が出やすいのは、資料請求など「反響」に関わる部分です。自社紹介・施工事例の紹介などの基本的なコンテンツに大きな問題のないホームページであれば、「お客様がアクションを起こしやすくなる工夫」を行うだけで、反響が増える可能性があります。

「成果が出ていないから、ホームページへの投資はちょっと…」という会社も、部分改修で成功体験を得ることができれば、その先の全面リニューアルにも、踏み切りやすいのではないでしょうか。

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2「部分改修」で集客力を上げた!事例紹介

ここからは、部分改修で成果のあった事例を、いくつかご紹介しましょう。

【ホームページの資料請求ボタンを目立たせただけで…(九州・A社)】

地元では一定の実績を持つビルダーの事例です。ホームページのアクセスも決して少なくないのですが、肝心の資料請求はほとんど発生していませんでした。 この会社のホームページを見ると、資料請求・お問い合わせへ誘導するボタンに問題がありました。パソコンで見ても、ボタンは目立たない位置に小さく配置されているだけ。スマートフォンでは、ボタンそのものが消えてしまうという状況でした。

そこで、資料請求ボタンが目立つよう、改善を行いました。どのページを表示しても、ページをスクロールしても、ボタンが追いかけるよう変更したのです。もちろん、パソコンだけではなくスマートフォンでも同様です。

結果、ホームページ経由で資料請求が発生するようになりました。ホームページの他の部分は一切変更していないため、ボタンの見せ方を変えただけで反響数が出てくるようになった事例です。まだ実数としては、大きくはありませんが、3倍以上請求は増えているということで、更なる改善を組み合わせれば飛躍的に請求数はアップするはずです。

【資料請求フォームの項目を削減して…(西日本・B社)】

A社と同様、地元で一定の実績があり、ホームページ来場も少なくないものの、資料請求がほぼ皆無であったというB社。
この会社の問題点は、資料請求フォームの項目にありました。お客様の連絡先だけでなく、建築時期・希望の間取り・予算などを入力しなければ、資料請求できない仕様だったのです。「資料請求フォームの項目は、モデルハウスで記入してもらう『お客様カード』に合わせた」ということでしたが、資料請求しようとしていたお客様の多くが、このフォームを見て、入力を敬遠したことは容易に想像できます。

必須項目を大幅に削減した結果、アクセス数はほぼ変わらないまま、資料請求が発生するようになったといいます。「資料請求フォームの項目は必要最小限に」というネット集客のセオリーに従った、典型的な例です。

【資料請求フォームに項目を追加して…(北日本・C社)】

B社とは逆に、資料請求フォームの項目を追加したことで成果をあげたのは、ホームページ集客に力を入れており、資料請求数も多いというC社。
同社が課題としていたのは、資料請求があったお客様の来場率改善です。営業担当者がアポイント取りを行い、一定の成果をあげていたのですが、より効率の良い方法を模索していました。

同社が行った施策の中で成果があったというのが、資料請求フォームの改善です。フォームの中に、「よろしければ当社が実施しているセミナーに参加しませんか?」と、来場を促進する項目を追加したのです。この項目にチェックを入れ、参加日を選択すれば、資料請求とセミナー申込を同時に行えるという仕組みです。

結果、資料請求の約2割に、セミナー申込のチェックが入りました。もちろん、このお客様に対しては「来場促進のための追客」は必要ありません。
営業のリソースを削減して来場率をアップした、理想的な事例と言えそうです。

(テキスト/株式会社住宅産業研究所 高田 宏幸さん)