屋根材
ガルバリウム鋼板
アルミと亜鉛の合金をメッキした鋼板で、加工しやすく耐久性に優れています。横葺きの屋根材として使用しています。断熱性能はありませんので、屋根からの熱を防ぐためには断熱材と組み合わせて使う必要があります。雨の音も響きやすいのですが屋根下の断熱材で軽減できます。
外壁材
外壁材はサイデイングが今の家づくりの主流ですが、呼吸する住まいではモルタルに吹き付けという昔ながらの仕上げにしています。外壁面につなぎ目がなく一体の面をつくることができるからです。モルタルのクラック防止のために、中塗りのときにスーパークラックノンネット(ガラス繊維でできたネット)を伏せ込み、仕上げは弾性塗料を吹き付けにしています。
断熱材
断熱材は柱の外側に付加断熱材としてBaubioを使いその外側に通気層を確保しています。柱間の充填断熱材には羊毛のウールブレス、セルロースファイバーの吹き付けなどコストバランスを考えながら使っています。充填断熱材の室内側にはタイベックスマート(可変透湿気密シート)を貼ります。このシートは透湿をするが気密は保つという特殊なシートで、日本特有の夏の壁体内結露を防いでくれます。
呼吸する住まいは地域の腕のいい工務店さんとネットワークを組んで施工しています。設計に6ヶ月、施工にも6ヶ月と最低でも1年くらいかかります。建築主さんにとっては一生に一度の大切な家づくりです。設計〜施工にじっくりと時間をかけて孫の代まで長持ちするいい家にして欲しいと思っています。