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ウェブ販促事例 ブログを集客の武器にするには

INDEX 2018.8.24

このメールマガジンをお読みの方の中には、自社サイトに、スタッフブログ・社長ブログなどの「ブログ」を設けている方も多いと思います。しかし、「何を書けば良いのか分からない」「書くメリットが分からない」などと、お悩みの方が少なくありません。長らく更新しないまま、放置しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、住宅会社がブログを活用する意味と、集客につなげるためのポイントを解説します。

1ネット集客でブログが有効である理由

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住宅会社がブログを書き続けることには、2つの大きなメリットがあります。

1つ目のメリットは『自社のファンをつくる』ということです。この点は、何となく意識している方も多いのではないでしょうか。
ブログを通じて自社の考え方や雰囲気を伝えることが、共感していただけるお客さまからのアクションにつながりやすくなります。ブログを活用できている会社の方に話を聞くと、「検討度合いの高いお客さまは、数年前の記事までさかのぼって読んでいる。そのようなお客さまは、問い合わせのあった時点で、うちの会社にほぼ決めている」と言います。
すぐに動かないお客さまも、繰り返しブログに訪れる「リピーター」になってくださるかもしれません。このお客さまも、将来の有力な見込み客と言えるでしょう。

もう1つのメリットは、『ホームページのアクセス数を増やす』ということです。この点は、意外とお気付きでない方も多いようです。
以前もこのメールマガジンで触れましたが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで自社のホームページが上位表示されやすくするための施策を「SEO対策」と言います。SEOでは「自社ホームページ内のページ数を増やすことが重要」と言われていますが、ブログの更新は、そのままページ数の増加に直結します。多くのブログのシステムでは、記事1つをアップするたびにページも1つ増えるからです(アメブロ・ライブドアブログなどのレンタルブログではなく、自社ホームページ内にブログのシステムを組み込むことが必要です)。
先日取材したあるビルダーも、ブログを毎日更新するようになったことで、検索エンジン経由のアクセス数が半年間で2倍以上に増加し、反響にもつながっていると言います。
ブログを更新し続けることは、自社のファンを増やすことはもちろん、自社のホームページへの集客数を増やすという点でも、非常に効果的なのです。

2住宅の話・住宅以外の話、どちらを書くべき?

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ブログに関して多くの方が悩むのは、「住宅に関連する内容が良いのか、住宅とは無関係の話題が良いのか」という点です。前者は自社のPR・進行中の現場の紹介・住宅に関するコラムなど、後者はスタッフの休日の過ごし方や趣味などプライベートに関する話が多いようです。
どちらが良いのかはケースバイケースですが、基本的には住宅に関連する内容をメインにするのが良いと考えます。その理由は、先ほど紹介した「ブログの2つのメリット」につながります。

まずは『ファンをつくる』という点です。皆さんの会社のブログを読みに来るお客さまのほとんどは、新築やリフォームを検討しており、情報収集を行っているお客さまです。このようなお客さまを自社の見込み客に変えるためには、やはり自社の取り組みや考え方を重点的に伝えるべきでしょう。
『アクセス数を増やす』という点でも、住宅関連の話題が適しています。住宅の話題でブログを書き続ければ、ブログ内に住宅関連のキーワードが蓄積され、そのようなキーワードで検索しているお客さまを呼び込みやすくなります。住宅以外の話題が多くなると、このようなキーワードを蓄積しにくくなってしまうのです。

もちろん住宅以外の話題もNGではなく、また過度な宣伝もあまり好ましくはありません。しかし、ブログを集客につなげるためには、やはり本業に関連した話題を発信し続けることが求められます。

3好調企業はやはり「取り組み・考え方」を発信している

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九州のある工務店は、注文住宅をメインとしています。営業担当者が社長1人のみのため、営業活動に時間を割くことができません。そこでこの社長は、毎日ブログを更新し、自分自身の家づくりの考え方や、この地域で家づくりを行う際の注意点などを発信しています。問い合わせのあったお客さまに対しても、追客活動はほぼ行わず、「毎日更新しているブログを読んで欲しい」とだけ伝えると言います。
結果としてこの会社では、社長が追客を行うことなく、ブログを読み込んだお客さまの側から「あなたにお願いしたい」という依頼が来ると言います。まさに、ブログを集客ツールとして機能させているのです。

また、鳥取県米子市のリフォーム会社、ナイスさんいんも、ブログを集客の要としています。毎日更新する社長ブログの記事数は、先日で丸10年分の「3,650件」に達しました。ブログの内容はプライベートの話題も少なくありませんが、中心となるのはやはり、自社のリフォーム事例です。ブログを読んだお客さまから、多いときで週5~6件の問い合わせがあり、ネット経由の売上は年間1億円を超えると言います。

どちらの会社も、本業に関わりの深い話題を、根気強く発信し続けた結果、最低限の営業リソースで高い成果を挙げることに成功しているのです。

(テキスト/株式会社住宅産業研究所 高田 宏幸さん)