1男女ともキャリアアップ志向。女性は向上意識が高いパワフル女子
24~30歳※の『コミュ食世代』は男女ともキャリアアップ志向が高く、語学や資格取得の勉強をしている割合が高いことがわかりました(図1)。
また、えらくなりたい割合が女性で高く、『コミュ食』女性は出世欲があることがわかります(図2)。ただし、これは他人と競争して勝ちたいのではなく、あくまでも自分自身が向上したいという上昇志向であることがこの世代の特徴です。
2ストレスが多いパワフル女子は“お地蔵男子”を求める
24~30歳※の『コミュ食』女性は、その上昇志向の高さのためかストレスも高く、仕事のストレスを感じている割合は全6世代の男女の中で最も高くなっています。そのストレスは、働き盛りの40代の選食世代の男性よりも高いことがわかります(図3)。
ストレスの大きい『コミュ食』女性にとっての配偶者は、「落ち着く」「受けとめてくれる」「癒される」“お地蔵男子”的存在のようです。「お金を稼ぐ」は他の年代よりも低く、上の世代の男性が女性に求めていたような要素を『コミュ食世代』の女性は男性に求めており、配偶者に求めるものが逆転している様子がうかがえます(図4)。
3『コミュ食世代』の特徴「お地蔵男子を求めるパワフル女子」から導き出したニーズは、「キャリアアップとストレス軽減」です。
都市生活研究所では、令和時代を担っていく世代の価値観を把握し、ニーズをとらえることで、これからの暮らしをより良くするための提案を行っていきたいと考えています。