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20代『コミュ食世代』のライフスタイル Part2 フェアな関係で、得意を活かす

2019.10.18

都市生活研究所では、平成元年から7年生まれの20代を『コミュ食世代』と名付けました。2019年の誕生日で24~30歳になる彼らは、いわゆる「ゆとり世代」の真ん中であり、上の世代からは「何事も受動的」「ストレス耐性がない」などと言われてきました。しかし、都市生活研究所で調査・分析したところ、これらのイメージとは異なる3つの特徴が見えてきました。今回は2つ目の特徴「フェアな関係で、得意を活かす」について、データとともに見ていきます。

1配偶者とは対等で、何事も二人で一緒に考える

24~30歳の『コミュ食世代』の夫婦は、常に対等でありたいと思っているようです。「配偶者と対等でいるため共働きがよい」という考えは、男女とも他の世代に比べ最も高く、既婚者の約4割がそう思っています(図1)。また、家庭内での選択や決め事は、何でも二人で一緒に考えるのがコミュ食世代です。「住まいの選択」について、二人で同じくらい考える(考えた)割合はコミュ食世代が最も高く、6割近くになっています(図2)。

図1.配偶者と常に対等でいるため、共働きがよい【既婚者】
(あてはまる+ややあてはまる)
図1.配偶者と常に対等でいるため、共働きがよい【既婚者】(あてはまる+ややあてはまる)
図2.「住まいの選択」は二人で同じくらい考える(考えた)【既婚者】
(あてはまる+ややあてはまる)
図2.「住まいの選択」は二人で同じくらい考える(考えた)【既婚者】(あてはまる+ややあてはまる)

2家事はできるほうがやればよい。料理はスキルとして身につけたい

24~30歳の『コミュ食世代』の夫婦は、性別で役割を決めるのではなく、できるほうがやればよいと合理的に考える人が多いようです。実際に家事はフェアに行っており、「気づいたときに気づいたほうがやっている」割合が高くなっています(図3)。また、他の世代とは異なり、掃除について「時間がある方がやるのがよい」と考える割合が高いことからも、家事を女性の仕事とは考えていないことがわかります(図4)。

図3.家事は気づいたときに気づいたほうがやっている【既婚者】
(あてはまる+ややあてはまる)
図3.家事は気づいたときに気づいたほうがやっている【既婚者】(あてはまる+ややあてはまる)
図4.家事の分担に対する考え<掃除>【既婚者】
図4.家事の分担に対する考え<掃除>【既婚者】

また、料理については、面倒な家事というよりは「スキルとして身につけたい」と考える人が男女とも多いことがわかります(図5)。料理を生きていくために大事なスキルのひとつと考え、自分自身のために純粋に身につけたいと考える人が多いのが『コミュ食世代』の特徴です。

図5.料理をスキルとして身につけたい
(あてはまる+ややあてはまる)
図5.料理をスキルとして身につけたい(あてはまる+ややあてはまる)

3『コミュ食世代』の特徴「フェアな関係で、得意を活かす」から導き出したニーズは、「男女フェアにスキルアップできること」です。

仕事・家事を問わず、性別に関係なく個人の特性を活かしてスキルアップできることや、様々な人と一緒に学びあえることが求められています。

『コミュ食世代』の特徴「フェアな関係で、得意を活かす」から導き出したニーズ 男女フェアに、スキルアップにつながるモノ・コト

都市生活研究所では、令和時代を担っていく世代の価値観を把握し、ニーズをとらえることで、これからの暮らしをより良くするための提案を行っていきたいと考えています。