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「おうち湯治」で心と体を元気に

2020.2.21

現代社会では、ストレスを抱え、疲れをためている人が多いようです。古来日本では、疲れを解消するために、日常を離れて温泉地などで心と体を整える「湯治」の習慣がありました。そこで、東京ガス都市生活研究所では、この「湯治」に着目し、心と体を元気にする方法として「おうち湯治」プログラムを開発しました。日々の暮らしに「湯治」のエッセンスを最適なタイミングで取り入れる「おうち湯治」。そのプログラム内容と、プログラムを実施することで得られた効果をご紹介します。

1「おうち湯治」プログラムのご紹介

「おうち湯治」プログラムは、本格的な「湯治」と同じように3週間行います。「入浴」と「軽い運動」、「就寝時の瞑想(自立訓練法)」を組み合わせた、自宅で手軽にできるプログラムです。「湯治」の効果である、「自律神経系を揺さぶることにより、ゆがんだ状態にある体のリズム・機能を整える作用(総合的生体調整作用)」を期待しています。体に対して、急に大きな刺激を与えないように、1週間ごとに各活動の所要時間を徐々に増やしていきます。所要時間の変化は、図1の赤い数字で示す通りです。

図1.平日と休日に取り入れる活動
図1.平日と休日に取り入れる活動
図1.平日と休日に取り入れる活動

2「おうち湯治」で睡眠の質がアップ!

「おうち湯治」プログラムを実施した人と、通常通りの生活をした人の実験前後の状態を比較しました。
ピッツバーグの睡眠指標(PSQI)というアンケートを用いて、睡眠の質を測定したところ、通常通りの生活をした人は統計的には変化が見られないのに対し、「おうち湯治」を実施した人は睡眠の質が改善しました(図2)。

※ピッツバーグの睡眠指標(PSQI)
この指標は、過去1か月間の睡眠の状態について得点化し、数値が低いほど睡眠の質が高いとされ、5.5ポイント以上で睡眠障害の可能性があると評価されます。

図2.睡眠の質
図2.睡眠の質

3「湯治」を知って、元気になろう!

東京ガス都市生活研究所が20代以上の男女に行った「湯治」に関するアンケート調査によれば、若年層ほど「湯治を知らない」人が多く、20代では約半数が知りませんでした(図3)。「入浴に関する考え方」も、年代による違いが見られ、60、70代の年配の方ほど「入浴は元気のもとである」と考えています(図4)。

図3.湯治を知っていますか
図3.湯治を知っていますか
図4.入浴は元気のもとである
図4.入浴は元気のもとである

4「日々の暮らしに「おうち湯治」で、健やかさをプラス

「湯治」のエッセンスを日々の暮らしに取り入れる「おうち湯治」プログラムとその効果をご紹介しました。日々の体調を整えるために、「湯治」を知らなかった方も、家庭でできる入浴をさらに進化させた「おうち湯治」をぜひお試しください。